ハブ付近からのギアオイル漏れのため、25tラフテレーンクレーンが入庫しました。
点検の結果、キングピンのグリスアップ不足による摩耗が原因で、ハブにガタが発生していることを確認しました。
さらに、ガタの影響によりシール接触部およびドライブシャフトが摩耗し、ギアオイル漏れにつながっていました。

ハブ周辺を分解し、各部の状態を点検したところ、キングピンや関連部品の摩耗を確認しました。
キングピンが摩耗するとハブにガタが発生し、足回り各部へ負担がかかります。

今回は摩耗したシールを取外し、新品シールを組み込みました。
シールはギアオイルの漏れを防ぐ重要な部品ですが、周辺部品にガタがある状態では本来の密封性能を発揮できません。

ドライブシャフトのシール接触部にも摩耗が確認されたため交換を実施しました。
摩耗したまま使用を続けると、新品シールを組み付けても再び油漏れが発生する可能性があります。
キングピン交換、SIM調整、ドライブシャフト交換およびシール交換を実施し、ギアオイル漏れの改善を確認しました。
ラフテレーンクレーンではキングピンの給脂不足が足回りの摩耗を招き、最終的にギアオイル漏れへ発展する場合があります。定期的なグリスアップや点検は予防整備として重要です。