KOBELCO SK135SRの修理依頼です。
エンジン始動不良とのことで点検を行ったところ、バッテリー上がりを確認しました。
バッテリー液量・比重、テスターによる電圧チェック、チャージャーによる充電と一通り点検しましたが、バッテリーの寿命と判断し、バッテリー交換を行いました。

バッテリーの交換に加え、バッテリー周りにほかの不具合が無いか調べていきます。


点検の結果、バッテリーターミナルの割れを確認しました。
破損していたターミナルと端子も新品に打ち替えていきます。


取り外したバッテリーケーブルを確認し、新品のターミナルと端子に交換します。

ターミナルと端子の打ち替えが完了しました。
取り外した古いターミナルには、割れのほか、変形や緑青の発生も見られました。


続いて、充電系統の点検を進めます。
オルタネーターのベルトを確認したところ、劣化が見られたため交換することにしました。


取り外したベルトと新品のベルトを比較します。


ベルトのV部分の摩耗具合を確認し、劣化したベルトを新品に交換します。

新品のベルトを取り付け、交換作業が完了しました。
各部の整備後、クランプメーターを使用して電圧・電流を測定し、充電状態を点検します。


エンジン始動前は電圧25.52V、電流0.11Aでしたが、始動後は電圧28.99V、電流4.7Aを確認しました。
エンジン始動後に電圧・電流が上昇しており、オルタネーターによる充電が正常に行われていることを確認しました。
今回、エンジン始動不良の直接的な原因はバッテリーの寿命によるバッテリー上がりでした。
しかし、点検を進める中で、バッテリーターミナルの破損やオルタネーターベルトの劣化など、周辺にも複数の不具合が見つかりました。
これらの不具合についても同時に修理・整備を実施しました。
今回のように、最初に確認された不具合だけでなく、関連する部品や充電系統まで踏み込んで点検することも、確実な修理を行ううえで重要です。