LM1250パイルドライバの修理依頼です。
今回の症状は、第3・4ドラムが正常に巻き上げできない状態。
当初は油圧モーターの不具合を疑い点検を進めていましたが、分解作業の結果、当初の想定とは異なる不具合が判明。
第3・4ドラムを分解点検したところ、油圧モーターとのスプライン接続部でドラムシャフトの破断を確認しました。
シャフト径は約φ120mm。
通常では容易に損傷する部位ではなく、長期間の繰り返し負荷や突発的な衝撃荷重などが影響した可能性も考えられます。

修理のため、第3・4ドラムAssyを本体から取り外します。
大型機械のため周辺部品の取り外しも必要となり、作業は大掛かりなものとなりました。

ドラムAssy取り外し後の本体側です。
普段見ることの少ない内部構造ですが、この状態まで分解することで損傷箇所の確認および修理作業を進めることができます。

分解後、新品シャフトおよびベアリング類を組み込み、第3・4ドラムAssyを復元しました。
破損した部品を交換し、組立作業を進めます。

当初不具合を疑っていた油圧モーターについても交換を実施しました。
シャフト破断箇所はモーターとのスプライン接続部であったため、モーター側のスプライン損傷も考慮し新品へ交換しています。

新品油圧モーターを第3・4ドラムAssyへ取り付けます。
各部を確認しながら組立を進め、復旧作業を行います。

組立を終えた第3・4ドラムAssyおよび油圧モーターを本体へ搭載します。
大型機械のため慎重に位置合わせを行いながら作業を進めました。


各カバー類および周辺部品を組み付け、修理完了です。
今回の修理では、当初想定していた油圧モーター不良ではなく、第3・4ドラムシャフトの破断が原因でした。

予想とは異なる原因でしたが、分解点検により損傷箇所を特定し、修理完了できました。